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プロフィール

さくら

Author:さくら
バイクとは無縁の生活が一転。
正真正銘の初バイクがハーレー
70年式XLCH。
41年式インディアンに乗る
日本唯一の女性ライダーでもある。
キック一蹴りに思いを込めて
下道に拘りどこまでも!

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走る




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マザーロード(ROUTE66)で出会った、バイカー達。
パリから、来ていた。
一緒に写真を撮ったり、ほんの少しの休憩だったけど、楽しい時間。
世界中のハーレーファンが、マザーロードを目指し、集う。


体験したことの無い暑さに疲労が重なり、何度も、意識を失いかける。
マザーロードでは対向車に会うこともなく、赤土に覆われた大地には、
樹の葉のそよぎさえ、存在しない。
静寂の中にハーレーの排気音が轟く。
信号も無く、ひとときの休息さえも許されない。
あちらこちらに投棄されているタイヤが、過酷さを物語っていた。


果てしない砂漠。一体、どこまで続くのだろう…。

メサ(周囲が急な崖で囲まれる台状の地形)は問う。

「もう限界か?」

太陽は容赦なく照りつける。

「そろそろ音を上げたらどうなんだ」

大地との対話が、始まる。


冗談じゃない!
大自然の中では、ちっぽけな存在だけど
精一杯生きているんだ。

意地でも、走ってみせる!


意識朦朧とする中で、我が身を奮い立たせる。


精一杯、強がりつつも、時間の経過とともに

「ダメかも知れない…」

何度も、弱音を吐きそうになる。
何度も、走るのを止めようと思う。


そのとき。


数台のハーレーが、かげろうの向こうにうっすらと。

幻覚?

鳴り響く爆音が、幻覚では無い事を証明する。


すれ違いざま

親指を立てる仕草で、挨拶を交わす。


ただ、それだけなのに…。


「ガンバレよ!」

「お互い暑くて、キツイけど頑張ろうぜ!」

「楽しい旅を!」


ほんの数秒の出来事なのに、沢山のメッセージが聞こえる。


最高に泣ける瞬間。


その一瞬の為に、走る。走り続けているのだと思う。




日本で挨拶を交わすライダーは、殆ど見かけないけれど
自然を求め、走るほど、その瞬間に出会える。

それはまさしくロングを走る者だけに与えられる、

「とっておき」


なのかも知れない。





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